速写ストラップの自作

カメラ

 カメラにストラップは欠かせません。この時手首や指にひっかける簡単なタイプから、首からかけるネックストラップタイプ、肩からたすき掛けするタイプのストラップまで。多種多様です。

 そんな中、カテゴリーとして「速写ストラップ」というのがあります。かなりいかついプロっぽいこのストラップですが、使ってみるととても使いやすいです。この速写ストラップに関して、お気に入りのストラップを流用して、家にあるもので簡単に代替してみようと思います。

スポンサーリンク

ストラップのいろいろ

 個人的にストラップは、落とさない安心感はもちろんなのですが、使わないときにいかに邪魔にならず、そしてすぐ取り出せるかがポイントだと思っています。そうでないとシャッターチャンスを逃しまくって、結局ポケットからひょいと出てくるスマホかな。になってしまいます。この観点で、まずストラップそれぞれにの良し悪し(完全に好み)を考えてみたいと思います。

ハンドストラップ

 手首にクルっと通すだけの簡単なストラップ。これをするだけでもそれなりの安心感はあります。その昔コンデジにはおまけでついてきたり、携帯にも定番だったこのがこのタイプ。とてもお手軽なのですが、使わないときはカバンないしポケットに入れとくしかありません。シャッターチャンスを逃します。

 グリップを固定するものもあります。

 これはこれで愛用しています。

フィンガーストラップ

 これもかさばらず、スマホには付けてます。が、カメラには付けてません。ハンドストラップと同じ理由です。ズボンのポケットから引っ張り出すにはいいのですが、カメラをズボンのポケットに入れとくことはないです。

 100均でも見つかります。

ネックストラップ

 これが一番カメラらしい、よく見るストラップだと思います。最近はスマホに押され、安い簡単なコンデジが淘汰され、カメラらしいカメラしか残ってないので、たいていストラップを通す穴は上部に左右の2か所にあるタイプばかり。その2か所に通した紐を首から、長さによっては肩から掛けるタイプ。

 これだとシャッターチャンスを逃さず、すぐ使えます。が、これにも難点があって、首から掛けてると、前傾姿勢を取るとカメラがぶら~んとなって、ぶつけそうになるし、肩からたすき掛けていると、撮影姿勢に持ってくるために、紐をスライドさせ、カメラを前に持ってくる必要があります。

 カメラだけ持って歩いてれば問題ないかもしれませんが、通常リュックやカバンを一緒に持っているので、スライドさせる際干渉します。背中に擦れて動かしにくいです。

速写ストラップ

 ネックストラップの難点を解消してくれているのがこの速写ストラップというタイプのストラップ。基本は肩からたすき掛けするのですが、即撮影姿勢に入れるうえ、使わないときもカメラが安全な位置に戻ってくれる優れもの。よく考えられてます。

 種類も多いです。本格的にカメラを使う人ならいいのですが、仰々しいし、選択肢も少なく、そして高いです。この「仰々しくて高い」に関して自作で解消しようと思います。

前提

 普段使っているネックストラップを流用します。細身がいいです。お気に入りのストラップを流用してください。

 またでかい一眼レフは対象にしません。それだけで仰々しいし。ちっちゃいミラーレス、ないしコンデジ用を想定します。

用意するもの

 カラビナ
 ネックストラップ

 これだけでおおよそ想像ついちゃうかもしれませんが…。

作り方

 写真のように、ネックストラップをループさせます。たすき掛けなのでそれ想定で長さを調整してください。

 カメラの左側のストラップホールにカラビナを付けます。右側に付けるとシャッター操作の邪魔なので、左側が良いです。このカラビナが通るだけの穴がなければ、径の大きめの金属製のフィンガーストラップで代替してもよいと思います。

 そのカラビナをループさせたネックストラップに通します。以上です。

 要は、肩からたすき掛けするタイプのストラップを使って、カメラを撮影姿勢に持ってくる際に、ストラップと背中を擦らせないことを狙っています。カラビナがストラップ上をするする動くことを前提としているので、それなりに径が大きく、つるつるした素材である必要があります。100均ので全然問題なかったです。

 リュックを背負いながら使うと、ネックストラップに対して効果絶大です。

まとめ

 簡単な工作で、家にあるものを流用してなんちゃって速写ストラップを作ることができました。まぁ本物には及びませんが、ネックストラップよりは使いやすいものができたのではないかと思っています。複数のカメラを使っているので、ストラップ一つでカメラをとっかえひっかえできるのもよいです。ネックストラップであれば選択肢も多く、おしゃれなのもあるし、ループしてしまえばよいので、デザインさえ気にしなければ正直何の紐でもよいです。

追記(2019/12/1)

 amazonさんでこんなの購入してみました。

 俄然速写ストラップっぽくなりました。

 ストラップ幅にぴったりでした。たまたまですが…。

 カメラはOM-D E-M10MarkII 。これくらいのカメラならあまり心配せずぶら下げることができました。ごついレンズ付けたら少し危ういかもしれませんが。

 すげー便利です。ただカメラによっては電池蓋を封じてしまうのでその場合つけっぱなしとはいきません。

 テーブル等において置くときや収納時も邪魔なので、付け外しはしょっちゅう必要になってしまいます。

カメラ
スポンサーリンク
キャンプ工学

コメント

タイトルとURLをコピーしました