ダイソーとキャンドゥ。2種類の100均の固形燃料性能比較をしてみます。ダイソーメスティンを使ったご飯の炊き比べで試してみました。とことん100均です。
これまでダイソーメスティン(1合炊き)を使った自動調理に使ってきた固形燃料は、Can☆Do(キャンドゥ)のものでした。これは単に我が家に近い100均という理由だけなのですが、何気なく寄ったダイソーに同じようなものを見つけました。が微妙に仕様が違います。
ちなみに実験は2021年2月に実施。100均は商品の仕様がコロコロ変わるのでこの先永劫この仕様かどうかはわかりません。
比較
この2者を比較してみます。
左がキャンドゥ、右がダイソーの固形燃料です。重さは同じです。どちらも3個入りです。そしてどちらも日本製押しです。裏面の注意書きのアイコンも同じ。
キャンドゥの固形燃料は容器がプラスチックで、容器ごと燃えきります。燃えカスがバーナーに残ります。
見た目はひどいですが、すぐ落ちます。に対してダイソーの固形燃料はアルミホイルで包まれているので、アルミホイルの部分に燃えカスが残ります。バーナーの後片付け(洗浄)を考えるとアルミホイルがある方が楽です。バーナー(ストーブ?五徳?)を連続して調理に使う場合にはこの方がうれしいですが、不燃ごみが出てしまうので、キャンプの後始末的には少し考えものです。
また燃料の持ち時間も異なります。
キャンドゥのものが15分なのに対して、ダイソーのものは20分~23分とあります。意外と細かい時間レンジです。
成分なんぞ大きく違わないだろうにと思ったのですが、5分以上違うことになっています。これでは炊きあがりに大きな違いが出そうなものです。試してみました。ちなみにいずれも主成分はメタノールだそうです。
炊き方は同じです。1合に対してお水200ccを入れます。20分浸水して、蓋して点火するだけです。後は火が消えるまで放置して、火が消えたらタオルに包んで20分放置します。これでおいしくご飯が炊けてしまいます。これまでこのやり方でミスったことないです。
200ccの目安ですが、容器のふちから水面がおよそ1.5cm程度の高さになります。目印となるようなものは容器には見当たりません。傷でも入れておいたらいいかもしれません。ちなみにこのメスティンの蓋の高さが1.5cmだったのでこれを目安にするとよいかもしれません。
着火して消えるまでの時間ですが、確かに違います。キャンドゥのそれは12分程度(15分持ったことがない)で消えてしまいますが、ダイソーのものは確かに20分持ちました。(ちなみに実験は室内、無風)
ただし同じ容量なので、火力が違います。あくまで見た目ですけど。キャンドゥの燃料は着火した直後に激しく燃えます。メスティンの側面にススがついてしまうほどの火の回りです。に対してダイソーの燃料は静かに始まりまり、しぶとく燃えます。理由はわかりません。アルミで包まれているので、空気が通りにくいのかな?とか想像はしますが、確証はありません。
そして炊きあがりですが…。どっちもうまく行きました。どちらもおいしく頂けました。火にかけている時間が5分以上違うのに、出来上がりにはさほど大きな差は感じられませんでした。とは言っても実験した日が違うので、食べた人間の空腹度で結果がぶれるかもしれません…。水が沸騰するまでの時間で比べればもう少し公平な比較になるのかもしれませんけどご飯を炊くのが目的なので。
結論
ご飯炊くならどっちでもいい。ご飯を炊くのに火加減は意外とざるで大丈夫だ。急ぎならキャンドゥ。バーナーを汚したくなければダイソー。かな。
ダイソー | キャンドゥ | |
値段 | 100円 3個 | 100円 3個 |
重さ | 25g / 個 | 25g / 個 |
火の持ち時間 | 20~23分(実測20分) | 15分(実測12,3分) |
後片付け | 楽(アルミ皿あり) | 面倒(ゴミ少ない) |
炊きあがり | おいしい | おいしい |
ちなみに違うパスタを使ったので公平な実験ではありませんが、どちらの燃料を使ったパスタもおいしくいただけました。
おまけ
このタイプの固形燃料は一回開封したら結構すぐダメになります。すぐに使い切るか、ジップロック的なものやタッパーなど、空気を遮断するもので保管しておくのが吉です。
おまけ2
ちょっと調べるとセリアの100円燃料はまた仕様が違うようです。機会があれば試そうかと思いますが、きっとうまく行くに違いない。
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