2020年北海道ツーリング。2020年9月24日。七日目。ツーリング最終日です。
残念ながら2020年北海道ツーリングのゴールは苫小牧方向ではありません。札幌です。
ルート
最悪の事態を想定したルートを取ります。最悪の事態すなわちフェリーの欠航です。この日の午前中に確定しそうなので、そこでその先の行程を判断します。
出発
朝になったら雨は止んでいました。ただ晴れではありませんでした。できれば乾いてほしかったのですが、テントは濡れたまま撤収することになりそうです。
起床。何せテントが濡れていたもので、テントからの水滴から濡れないように出てくる際に不自然な姿勢になってしまいました。中腰です。そしてぎっくり腰です。あぁポンコツ。
さほど痛かったわけではありませんが、動くのが億劫な痛さです。朝食から何からすべて友人らにお任せです。持つべきものは友です。おじいさんは座っているだけ。
いつものベーコン目玉焼き。卵2つ。
おいしくいただきました。
糠平湖
まずは近いところで糠平湖まで向かいます。この季節タウシュベツ川橋梁が湖面から顔を出します。キャンプ場でもらった観光ガイドにそう書いてあります。初めて行きます。
駐車場からちょっと森に入っていきます。
クマも出そうですし、トトロも出そうです。コダマも出てきそうです。
コダマ
ふかふかの土の上を歩いていくと、その橋が見えます。
見てみたらまぁこんなもんか。という感じです。橋の近くを歩いている人がいるようです。そばまで行けるようですね。
フェリー欠航
少し戻ってから然別湖方面へ向かいます。くねくね道を気持ちよく走ります。そこで宣告を受けることになります。
フェリー欠航
確定です。船長の判断では仕方ありません。帰れません。ここでリカバリーを掛けます。
選択肢1:フェリーキャンセル待ち
何せ前後数便欠航なので、おそらく路頭に迷ったライダーが山ほどいるはずです。キャンセルが出るわけがありません。諦めます。
選択肢2:ツーリングの延長
フェリーが出るまでツーリング続行。とはいえ社会人です。いつまでも休暇があるわけではありません。家族を養っていかねばなりません。これもあきらめです。
選択肢3:飛行機で帰る
バイクを陸送して、飛行機で帰る。結局これを選択しました。バイクの陸送業者に電話して、札幌の拠点まで持って行く事にしました。無駄にバイク陸送5万円。台風が相手では仕方ありません。人は2万円。人の方が安く早く帰れます。なんのこっちゃ。
何が残念ってフェリーでの一泊がなくなったのも残念。苫小牧フェリーターミナルの夕暮れも見られません。そして一緒に行った友人は2年連続陸送、飛行機。
この決定をした時点でゴールが定まりました。ビッグシティー札幌です。キャンプでもありません。町です。友人宅です。キャンプもテントももうおしまい。
いざ札幌へ
このツーリング2度目の狩勝峠からのかなやま湖、富良野ルートです。
ルートが限られるのでしょうがないです。
ドライブインまる真にてとんかつを頂いて英気を養ったうえで、三笠へ抜けます。
札幌近辺のくだらない道を走るのも面白くないので、三笠から高速を使います。北海道で高速を使いたくはなかったのですが、ビッグシティー札幌に行くのでしょうがないです。三笠ICから札幌方面へ向かいます。
オートランド札幌というバイク屋さんでバイクを預けます。そこから家の近くのバイク屋さんに運んでもらいます。だんだん暗くなってきました。
荷物はくくりつけておけば陸送でそのまま持って行ってくれるそうなので、基本そのままにしておきます。貴重品と寝袋、びしょぬれのテントだけ飛行機で運びます。テントなんざ乾いてればバイクに乗せっぱなしにしときたいですが、2週間ほどかかるといわれてしまったので、ハンドキャリーすることにしました。
周りはこれまでと違い完全に都会です。ツーリングしてきました~の格好が恥ずかしいです。40過ぎのいい大人がヘルメット脱ぎたてのぼさぼさ頭でうろうろしてます。想定外です。
腰も痛いし、電車にも乗りたくなかったので、タクシーを使って飯食いに向かいます。
札幌ビール園
久しぶりに札幌ビール園で懲りずにジンギスカンを食べに向かいます。何度目だろう。
平日なのに、20分前後待たされました。3密回避かな。
待ってる間に、GUで秋物のコートを購入。これもまた残念な出費ですが、明日飛行機に乗るので少しましな格好をしとかないといけません。肌寒かったし。
そしてジンギスカン。キャンプで食べるフライパンジンギスカンとは少し趣が違います。これが関東で見慣れたジンギスカンな気がします。
キャンプで食べるジンギスカンとは違う食べ物ですね。ラム肉もさほど臭みもなく、おいしくいただきました。嫁さんは苦手なんだよなぁ。そんなに匂うかな。
ごはんも食べてしまいました。感じのいい店員のおばさんお姉さんにお酒を勧められ、がぶがぶ飲みました。これだけ煙たい店でも店内禁煙。
その後もやはりタクシーで友人宅へ。一人でいいとこ住んでやがります。宿代は0円。気持ちよくシャワーを浴びて、寝袋にくるまって就寝です。
この時、1週間の食費、キャンプ場代の精算をしましたが、1人あたり約2万円。昼飯、ガソリン代、風呂代、等一部個別で払っていますが、朝晩のご飯、酒代、キャンプ場代、そしてこのジンギスカン代含めた1週間の合計がこの額です。安いもんです。バイク陸送代が残念でなりません…。
明日は飛行機での帰宅です。色々想定外の事態は起きましたが無事バイクの行程は終了です。
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