ハンガーラックで雨キャンプ レインカバーの自作

キャンプ

 キャンプ用のハンガーラックというグッズが存在します。見た目はただの物干しなのですが、ちょっと待てよ、これソロキャンプの時に荷物置きにならないか?と思い立ち、雨除け(レインカバー)を作る事にしました。

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ハンガーラック

 キャンプ用のハンガーラックという便利グッズをソロキャンプ用に購入しました。ファミリーでも使えるかなと思っていたのですが、どちらかというとソロでタープも無しという状況で便利な事がわかってきました。

 タープが無いとランタンをひっかける場所に困ります。テントの前幕に柱を立ててひっかけたりもしていたのですが、明るい場所がテント前だけになります。

 テント前限定でいいじゃないかとお思いかもしれませんが、そうもいきません。焚火をするとなると、風向きを見てテントが燻されない位置への移動が必要になります。移動先がある程度明るい必要があります。やはりランタンが手元に必須です。

 そんな時に便利なのが、三脚タイプのランタンスタンド。

 ランタン以外にもいろいろなものが吊るせて、移動も可能です。少し欲しかったのですが、カメラの三脚でよくね?と思って購入を見送っていました。ふとしたことからハンガーラックというものを見つけてしまいました。

 これが意外と便利で、ランタンは元より色々なものを気軽にひっかけられます。テーブルの面積が狭いソロだとなお便利。ソロ必須アイテムになりました。

 そんなある日の雨キャンプの時でした。ただでさえ狭い前室のソロテントで荷物はぎゅうぎゅうです。もちろん外に出してたものはびしょ濡れになっています。

 まぁそんなもんかと思っていたのですが、雫滴るハンガーラックを見て、こいつテントになれるんじゃないか?そう思ってしまったら最後テントの骨組みにしか見えなくなってきました。

 カバーさえかければ中のものは濡れないのでは無かろうか?足元にレジャーシート敷いて上からカバーすれば大丈夫じゃないか?

レインカバーの自作

 というわけでカバーを探すもそんな事考える人はあまりいないみたいです。検索しても見つかりません。というわけで作ります。基本は薄手のシートをかければよいので、自転車カバーや室外機カバーで代用することも頭をよぎりましたが、サイズがイマイチなのでつくることにしました。

 まずはハンガーラックを広げた時の寸法を測って、展開図を書きます。シート1枚で済まそうとするとかなりでかいシートが必要な事がわかりました。なので2つのシートをつなげて作ることにします。

 測った長さから2等辺三角形を書いて、側面にくっつけます。三平方の定理から相似と、中学数学を駆使して図面を書いてみます。

 偉そうに式なんて書いてますが、大した計算はしていません。これで縦横必要なサイズはわかってきます。カバーをした後にも荷物の出し入れができるように、接合面はあえて空けることにしました。一応天井にはマチをつけました。

 持ち運びを考えると薄いシートがよいと考えました。1000番手ほどのブルーシートが最適です。ただこれも調べると薄いシートはどれも青です。あのブルーシートの青で作るのはなんとなく嫌だったので100均のシートにしました。ぺらっぺらのシートですが色が豊富だったのでこれにしました。ホントはテントっぽい色にしたかったんですけどね…。

 180×180のシートとの事なので、2枚で十分です。

 この図面の通り裁断します。のりしろを含めて少し余裕を持たせています。

 2枚目も同じように。

 ぺらっぺらなので簡単に切れます。それほど広いスペースが必要となる作業でもなく、さほど難しいものではありませんでした。

 そして雨にも負けないテープで貼り付けます。

 このテープが強力なのと、シートがぺらぺらなせいで、一度貼ったら最後、はがすと穴があきます。慎重に張り付ける必要がありました。マスキングテープとかで仮止めしながらやった方がいいと思います。なしで強行しましたが。

 切るより貼る方が神経使いました。そして完成です。

 荷物の出し入れの口も適当な広さで開けておきます。もちろん上のシートを長めにしておく必要があります。10cmかかるようにしましたが、もっと長い方がよかったと少し後悔しています。

 まぁ出し入れに困らない程度の広さの口になりました。

 浸水しては元も子もないので、今回は適当に家に余っていたテープで張り付けるタイプのマジックテープを貼ってみました。ホントはジッパーにしたかったのですがテープで張り付ける事を考えるとうまく行かなそうな気がしたので。

 後はスカートにハトメを付けて、ペグダウンすればまぁ倒れることはないでしょう。12mmのハトメをつけました。もともとついていたハトメも活用して、6か所付けました。以前グランドシートを作った時に買ったハトメがここでも役に立ちました。

 意外と持ってても悪くない工具だと思います。

 ペグに頼らないといけない風雨の時にキャンプしたくないですけど…。

 折りたたんで見たところ、予想通りコンパクトです。

 が同じ袋に一緒には入りませんでした。雨用として別袋を用意した方がよさそうです。

まとめ

 材料費200円でレインカバーができました。他にもテープやらハトメやらが必要でしたけど。幸いまだ雨のキャンプで使うには至っていません。防水性は確認していませんが、まぁそのまま置くよりなんぼかマシでしょう。

 安っぽさはぬぐえませんが、雨でぬれるよりは。

 前室が狭いので荷物置き場として晴れでも寝る前にかぶせておいてもいいかもしれません。朝露つかないだろうし。ヘルメットとかバイク用のプロテクタとかテントにしまうと邪魔なんで。

 今回は外からかぶせる形で作りましたが、内側にぶら下げるタイプでもいいかもしれません。

 チャックとかついてたらすごく便利な気がするのですが、代わりになるようなアイテムが思いつきません。

 純正を用意してほしいです。こんな犬猫ペット用のテントがあるくらいなので、

 ハンガーラックにつるせるインナーテント(物置)があってもいいと思うんですけどね。

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