キャンプ道具の置き場がない…。ベランダ収納の自作

キャンプ

 キャンプ道具が家の棚で幅を効かせています。子供も大きくなり、そろそろ子供部屋が必要です。そこで片付け先として白羽の矢が立ったのがベランダです。ベランダ収納を考えます。

スポンサーリンク

ベランダ収納

 もともと広いベランダではありません。今回のターゲットもいわゆる室外機が置けるだけのスペース。大きな物置や収納ケースはおけません。室外機の隙間にでもモノが置ければひとまずそれでよしとします。ただ雨風は防いでもらいたいです。

 場所はこんなところ。

 だいぶ狭いです。

 そんな中まず思いついたのが、いわゆるベランダ収納用のBOXや物置。サイズを測ったところ、高さも低いかなり小型のものしか置けません。却下します。

 次に思いついたのが、蓋つきゴミ箱。設置スペースが小さいわりに縦に長いので、これは使える。これは必至に探しました。

 まずゴミ箱本体にタイヤや、蓋を開けるためのふみペダルが無いもの。日常的に開け閉めするわけではないので、内部のスペースが減るだけなので不要。

 これだけで意外と選択肢減ります…。

 続いて蓋が防水。当たり前なのですが、中心から押して入れることができるような屋内を想定したようなものもあります。これも除外。

 下に向かってすぼまってるゴミ箱が大半です。これもスペースが減るのでやめ。

 そうしていくと…。該当なし。意外と無いものです。

ベストサイズ、なければ自作

 なければ作ります。今回手軽な素材としてチョイスしたのが、プラスチック段ボール。いわゆるプラダン。プラベニヤとも呼ばれるようです。今回初めて扱ってみました。

 加工が簡単で、防水。何より安価です。amazonさんにも置いてあります。ただ1枚もので売ってるのは少なそうです。

 これかな?

 これと、こんな感じの防水テープを用意しただけです。屋外用なので、ここはケチらない方がいいかもしれません。

 プラダンのサイズはより取り見取り。自分は近くにホームセンターがあるので、最大サイズ(90cm x 180cm)を徒歩でえっちらおっちら運んできました。軽いのでできる芸当です。

 直射日光であっちっちになるので黒は避けたかったのですが、白が在庫切れ。あとの色はあまりに派手だったので、あきらめて黒にしました。

 まず図面を引きます。と言ってもそれほど難しいことはないです。あらかじめ図ったスペースに合うように、直方体の展開図を書くだけです。

 通常ベランダには水を流すため傾斜があります。この傾斜に沿って底面は作りました。この傾斜はスマホのアプリ使って測ってみました。今回程度の精度であれば必要十分です。2度でした。

 設置したい位置の奥と手前の高さの差をタンジェント2度を使って出します。「タンジェント」、「計算」。で検索すると簡単に見つかりました。ココに2度を入れてやると、答えは

0.034920…

 のようです。棚の傾斜方向の長さが44cmだったので、44 x 0.035で1.54cm これだけ高低差が出ることになります。tanの意味。これです。

 今回a=44なので、b=1.54となります。オーダーメイド感が出ます。

 この計算結果を元に、元の板(約:90×180)を効率よく使えるように図面を引きます。

 こんな感じです。余すところなく使います。

 プラダン、溝に沿って切れば真っすぐ切るのが簡単です。ありがちな徐々に斜めにそれて切られていくようなことが無いです。この図の横方向さえ定規を当てておけば、きれいに切れます。

 あとは組み立てです。溝に沿って折るのは簡単。あらかじめ爪でスジを入れとけばその向きに簡単に折れます。

 溝に直行する方は、カッターで切れ目を入れておきます。

 後はテープでぺたぺた貼るだけで完成です。今回底板は張り付けませんでした。敷くだけにします。最悪中に水が入って溜まっても嫌だったので。

スポンサーリンク

完成

 見栄えはまぁこんなもんでしょう。蓋の折り目に逆に筋を入れてしまいました…。

 ピッタリです。もちろん測ったので当たり前ですけど…。

 容積は約80L。折り畳み椅子から、テーブルまでひとしきり収まります。部屋の棚1.5段分くらいが空きました。

 雨が心配でしたが、それなりの雨を超えても浸水はしてませんでした。雨風、日差しは防いでくれます。もともとアウトドアグッズだし。多少の汚れはご愛敬。使えそうです。

キャンプ
スポンサーリンク
キャンプ工学

コメント

タイトルとURLをコピーしました